団長あいさつ

辰野町消防団長に就任いたしました竹入と申します。

辰野町では、10年ぶりに団長が交代をしましたが、それによって町民の皆様に不安を抱かせないように、 これから未来も見据えながら町の防災に取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。


◎ 現状 

さて、現在の辰野町消防団は新入団員の確保もままならず、土日出勤や交代勤務など社会構造の変化により、 訓練や行事など消防団活動に参加できる人数の確保が厳しいのが現実であります。これは、消防団ばかりでは なく、奉仕団や安協さらには商工会などそれまで地区を中心に活動してきた団体においても、なり手不足など もあり、支部組織の解散や活動する人員の不足により、行事の見直しなど苦慮されているとお聞きしました。

そのような中、昨年度団員の負担軽減を考えて、ポンプ操法・ラッパ吹奏大会を取りやめることにしました。 その成果はあったの?と尋ねられることが度々あります。我々としては、取りやめたというよりも、従来の形 で行う大会を見直し、変わりゆく時代の変化とともに取り組むべき職務が変わってきたことを受けて、柔軟に 対応できる組織づくりも視野に入れたチャレンジととらえています。限られた時間のなかで如何に効率よく、 そしてメリットを見出せるような新たなる取り組みをしていくかが、これから必要になってくると思います。


◎ 仕掛け

近年、火災報知器の設置をはじめ、建物の構造変更などにより消防団が出動する大規模な火災件数は減って きています。しかし、平成18年の豪雨災害や昨年の台風19号など生命財産を奪いかねない大規模な災害は 確実に増えてきています。それらに備えて、より実践に即した訓練をしていかなくてはなりません。そのため に、上伊那広域消防本部並びに辰野消防署ともさらなる連携をはからなくてはならないかと思います。

また、長きにわたり行ってきたポンプ操法・ラッパ吹奏大会のための訓練から得られ、培われてきた技術力 を現場でいかせるように、新たなるポンプを取り扱った訓練やラッパを活かした訓練を行うことにより、組織 並びに個々のレベルアップをはかっていかなくてはなりません。

さらに、今回のコロナウィルス関連で得られた様々な経験を活かし、必要な対策や準備をしていきながら、 防災を中心とした危機管理システムの構築も視野にいれた活動をしていきたいと思います。


◎ 終わりに

消防団員はまず自分を守ること、そして家族や仲間を守ること、それができて初めて地域・町を守ることが できると思います。自分自身が肉体的にも、精神的にも満ちていなければ、潜在能力を最大限発揮することは できません。家族や仲間の後押しや協力がなければ、地域や町を守ることはできません。まずは身近なところ から取り組み、そして技術力を高め、令和=新しい時代に団員にとっても魅力的でメリットを見出せる新しい 組織づくりと有効な訓練及び活動をしていきたいと思っております。

地域の皆様方には、我々が取り組む姿勢と行動にご理解をいただき、地域を守る若者集団として、さらなる ご指導並びにご協力をお願いし、就任にあたりご挨拶とかえさせていただきます。

令和2年4月1日